「猪は陰陽が分かるのに、なぜタケノコを食べるのですか」と町会長。

「イノシシとタケノコを別々に画像検索して表示し、陰陽の関係をチェックしてみると、タケノコはイノシシにとっては陽です。」

「なるほど。猪が陰陽が分かるのはショックですが、渡辺さんの場合は、そのことより11キロ離れた島まで泳いで行ったことの方がショックだったのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。イノシシは強い鬱なので、ストレスがなくできることしかしません。11キロは離れた島に向かう船や島から立ち上がる煙を見て、人間が住んでいると考え、泳いで行くのは簡単だと考えたと推定しています。」

「島にいる人が見えるはずはありませんから、人間が住んでいることは、島に向かう船や島から立ち上がる煙を見て、推定するしかありませんね。」

「おっしゃる通りです。そういう推理は、ストレスなくできるようです。」

「そういえば、LEDライトが光る原因だと推定して、ソーラーパネルを攻撃したということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。イギリス海峡の流れを見て、11キロ先の島まで泳いで行くのは簡単だと判断したのです。」

「驚くべき能力ですね」と町会長。

「僕がショックを受けたのは、その能力の高さです。イギリス海峡の流れを見ただけで、11キロ先の島まで泳いで行けると確信できる人間は、いないのではないでしょうか。」

「猪は、インターネットなどで遠泳に必要な情報を得ることはできないので、純粋に一匹の知力と能力で、11キロ先の島まで泳いで行ったということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。今までの実験からもう一つ分かったことがあります。イノシシは、先々のことを考えて行動しています。」

「イノシシが、先々のことを考えて行動していると言いますと?」と町会長。

「先ほど話した、イノシシが泥浴びしたところの東側は元畑だったところで、野生化した作物やミミズなど餌になるものが多いと推定されるところです。」

「元畑だったところは荒らさずに取っておいて、渡辺さんの庭を荒しに来たのでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。イノシシが元畑だったところを本格的に荒しだしたのは、孟宗竹を設置したために我が家の庭に侵入できなくなってからです。」

「東側の元畑だったところは、将来のために取っておいたとお考えなのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。イノシシが先々のことを考えて行動しているのが明確になったのは、LEDライトと超音波害獣撃退器で元畑だったところが荒せなくなった後です。」

「その後、何が起こったのですか」と町会長。

2020/2/10

※『11キロは離れた島に向かう船や島から立ち上がる煙を見て、人間が住んでいると考え、泳いで行くのは簡単だと考えたと推定し』と言うのは誤りだということに、後になって気がついた。データーのチェックが甘かったのだ。イノシシは『島に向かう船』は見えても、『島から立ち上がる煙』は見えない可能性が高い。イノシシに分かるのは、人間が海の向こうに行こうとしていることだけだ。しかし、イノシシに推理力があるのは明確だ。

<筆者の一言>
体力が上がったので急に忙しくなった。体力が上がると、やらなければならないことに気がつくようになる。アケビを育てるための棚のようなものも作った。大木と言っていいような植木の仕立て直しも何本かやった。表面がガラス状の瓦屋根に上って、つかまるところがないはめ殺しの窓の防寒対策もした。そして、水道の水漏れも何とかしなければならないと思った。

漏水しているのは、検針に来る人から5年ほど前から何度も指摘された。止水栓を全て止めてもメーターは回っていた。間違いなく漏水しているのだが、水道管が3つの建物に行っていることもあって、漏水箇所を特定することはできなかった。

その頃は、2ヶ月分の上下水道料金が1万円弱だったと思う。知り合いの水道業者は『聴音棒を使って漏水箇所を聴音棒で見つけられるという人がいる』と言っていた。

ウェブを調べてみると聴音棒で漏水箇所を見つけることに関する論文が見つからない。『聴音棒を使って漏水箇所を聴音棒で見つけられるという人がいる』というのは、かなり怪しい話だと思った。<続く>

2023/1/9